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配管技能士1級とは?取得のメリットと合格への道のりを解説
2025年06月30日
みなさん、こんにちは。
『水と人で暮らしをつくる』という理念のもと、千葉県船橋市で上下水道工事やリフォームを手がけている、有限会社小川設備です。
配管技能士1級は、建設業界や設備工事の分野で求められる高度な技術力を証明する国家資格です。
配管工事の専門家としてのスキルを磨き、キャリアのステップアップを目指す人にとって、この資格は大きな武器となります。
本記事では、資格の概要や取得メリット、合格のためのポイントを紹介します。
今後のキャリアをさらに充実させるために、ぜひ取得を目指してみませんか?
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配管技能士1級とは?その概要と役割
配管技能士1級は、配管工事における高度な技能を証明する国家資格です。
その定義や役割について詳しく解説します。
配管技能士1級の定義と対象業務
配管技能士1級は、国家資格として認定されている配管工事に関する最高レベルの技術を証明する資格です。この資格を取得することで、水道やガス、冷暖房設備などの配管工事における施工管理、設計、修繕などの業務を高度な技術力で行うことが求められます。
1級保持者は、現場でのリーダーとして問題解決や作業指導を行い、プロジェクトの成功に向けて幅広い役割を担います。
資格があることで、責任ある立場で業務をリードする機会が増えるのが特徴です。
資格区分
配管技能士の資格は「建築配管作業」と「プラント配管作業」の2つの作業区分に分かれており、建築配管作業には1級から3級まで、プラント配管作業には1級と2級があります。
1級は、最も高い技術レベルを示し、現場での施工管理や作業の指導を行う立場が求められます。
2級は、基本的な作業を独立して行う能力が必要で、実務に重点を置いた技術が求められます。
3級は、配管工事の基礎的な技能を身につける段階で、サポート業務に携わることが多いです。
建築配管作業では、住宅や商業施設などの建物内の配管工事を対象に、水道や空調設備の配管を行います。プラント配管作業は、工場やプラントなどの産業施設における配管工事を担当し、特に生産設備や工業用の配管を専門的に扱います。それぞれの分野に応じた専門的な知識と技術が求められます。
配管技能士1級の受験資格
配管技能士1級の受験には、一定の実務経験が必要です。
具体的には、配管工事に関する7年以上の実務経験を持つか、2級配管技能士資格を取得してから2年以上の実務経験が必要です。
受験資格を満たすことで、試験に挑戦する権利が得られます。実務経験の中で技能を磨き、試験に向けた準備を進めることが大切です。
配管技能士1級が必要とされる現場
配管技能士1級は、さまざまな配管工事の現場で必要とされます。
特に大規模な設備工事や高度な技術が求められる特殊な環境での作業において、1級資格は重要です。
また、公共事業や大手企業のプロジェクトでは、1級資格を持つことでプロジェクトの中心的な役割を担うことが期待され、信頼性と責任が求められます。
配管技能士1級を取得するメリット
配管技能士1級を取得することで得られるメリットは多岐にわたります。
ここでは、キャリアアップや収入向上の可能性などについて詳しく説明します。
キャリアアップと収入向上の可能性
配管技能士1級を取得することで、キャリアアップの道が開けます。資格があることで、昇進や責任あるポジションへの就任が期待でき、結果として収入の向上につながることも多いです。
また、1級資格は配管工事の現場でリーダーシップを発揮するために必須であり、プロジェクト全体を管理する立場に立てる可能性も高まります。
専門的なスキルと信頼性の証明
1級の資格は、配管工事に関する高度な技術を証明するものであり、顧客やクライアントに対する信頼性の向上に寄与します。資格保有者は、現場での問題解決や施工の質の向上に貢献できるため、専門的なスキルが求められる現場で優先的に採用されることが多いです。
これにより、仕事の質も向上し、さらにスキルアップを図ることが可能です。
資格保有による仕事の幅の広がり
配管技能士1級を持っていると、さまざまな業務に携わることができます。
例えば、設備工事の設計や監督業務、品質管理、さらには営業活動における技術的な説明など、多岐にわたる役割をこなすことが求められます。
資格を持っていることで、配管工事の業務範囲が広がり、活躍の場が増えることが期待されます。
配管技能士1級の合格への道のり
配管技能士1級の合格を目指すためには、試験の内容を把握し、適切な対策を講じることが重要です。
ここでは、合格のためのステップを解説します。
試験内容と合格基準
配管技能士1級の試験は、学科試験と実技試験に分かれています。
学科試験では配管工事に関する理論や法規が問われ、実技試験では配管作業の技術力が評価されます。合格基準は、原則として学科試験が100点満点中60点以上、実技試験が100点満点中60点以上で課題に対する正確さと完成度で判断されます。
そのため、試験に向けた準備は理論の理解と実技の練習をバランスよく行うことが大切です。
もし、学科試験か実技試験のどちらか一方のみ合格だった場合は、次回以降は不合格となった試験のみを受験し、合格したら技能士の資格を取得することが可能です。
試験に向けた準備は、理論の理解と実技の練習をバランスよく行うことが大切です。
勉強方法と対策のポイント
合格するためには、計画的な学習と実技練習が不可欠です。
学科試験対策では、過去問題集を活用し、出題傾向を把握することが有効です。
また、実技試験では、日頃の業務の中で正確かつ効率的な作業手順を身につけることが重要です。
試験直前には模擬試験を実施し、弱点の把握と改善に努めると良いでしょう。
まとめ:配管技能士1級を取得してキャリアを広げよう
配管技能士1級は、配管工事における高度なスキルを証明する資格であり、キャリアアップや収入向上に大きく貢献します。資格取得に向けた計画的な学習と練習を重ね、さらなる成長を目指しましょう。
資格を取得することで、配管工としてのキャリアの幅が広がり、将来の選択肢も増えることでしょう。