漏水した配管の修理工事の費用相場は？業者の選び方と共に解説
水道の配管が漏水していると、水道料金が跳ね上がるだけでなく建材の腐食や階下への水漏れの原因にもなります。
早急な対処が必要ですが、「工事費用が心配」と悩む方もいるでしょう。
この記事では、配管が漏水した場合の工事費用の相場や業者の選び方を解説します。
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漏水とは何か
はじめに、漏水とは何かを解説します。
文字どおり「水が漏れる」のを意味しますが、水道設備で漏水が起こった場合は配管か蛇口などの水道設備かによって異なる対処をしなければなりません。
ここでは、漏水の種類やすぐに対処しなければならない理由を紹介します。
漏水とは水道の配管や蛇口から水が漏れる現象
漏水とは、水道の配管や蛇口から水が漏れ出して止まらなくなる状態です。
漏水は、地震や台風など災害で水道管や水道設備が壊れていきなり発生する場合もあれば、水道管や蛇口の劣化で発生するケースもあります。
また、「漏水」は水が勢いよく漏れ出すイメージがありますが、破損箇所が小さい場合は少しずつしか水が漏れ出さないケースもあるでしょう。
そのため、水道料金の増加で初めて漏水に気づく場合も多いのです。
配管からの漏水は放っておいてはいけない
配管から漏水した場合、軽微なものは「放っておいても大丈夫なのでは？」と思うかもしれません。
しかし、しずくがしたたり落ちる程度の水漏れであっても、時間がたてばかなりの量になってしまうでしょう。
水道料金が跳ね上がるのはもちろん、建材の腐食が進みます。
カビが発生する可能性もあり、そうなれば家の寿命そのものが短くなります。
また、アパートやマンションなど集合住宅では階下へ水漏れが発生する原因にもなるでしょう。
配管から漏水が発生しているか確かめる方法
給水用の配管は壁や床下に通っている場合もあり、漏水が起こっているかどうか分からない場合もあります。
簡単に漏水があるかどうかを確認するには、家中の水栓をすべて閉じて水道メーターを見てみましょう。
水道メーターが回っている場合は、どこかで漏水している可能性が非常に高いです。
できるだけ早く業者へ連絡して正確な漏水箇所を確認してもらいましょう。
配管からの漏水は自分で修理可能？
給水配管には以下の3種類があります。
● 水道局が管理する配水管から私有地に水を引く給水管
● 屋内の水道まで水を引っ張ってくる屋内配管
● 屋内配管を分岐する水道管や延長配管
給水管や屋内配管は、国家資格である「給水装置工事主任技術者」を取得した方や有資格者の監督下でないと交換ができません。
屋内配管から分岐した水道管や延長配管は、無資格でも交換が可能です。
しかし、配管の交換は専用の工具や技術が必要です。
蛇口からの少量の漏水は自分で修理が可能ですが、配水管からの漏水は少量でも業者に依頼して修理してもらいましょう。
配管から漏水した場合の修理費用はどのくらい？
ここでは、配管から漏水があった場合の修理費用について解説します。
費用が高くなるポイントも解説するので、参考にしてください。
配管から漏水した場合の修理費用には幅がある
配管から漏水したときの修理費用には幅があり、以下のような場合は費用が高めになりがちです。
● 壁の中など修理に手間がかかる配管より漏水した
● 漏水によって周囲の建材にカビが生えたり腐食したりして工事が大がかりになる
● 複数の配管から同時に漏水した
● 値段が高い太い配管から漏水した
小規模な漏水の場合、修理費用の相場は1〜3万円です。
早めに修理するほど料金は安価になりやすいので、漏水が疑われる場合は早めに業者へ検査を依頼しましょう。
夜間に配管漏水工事を依頼すると費用が上がりがち
漏水の箇所や状況によっては「一刻も早く修理してもらわないと生活ができない」といったケースもあります。
そのため、水道工事業者の中には24時間対応のところも多いです。
ただし、夜間に依頼すると深夜料金が加算されて費用が高くなる場合もあります。
単に水を止めたい場合は、止水栓を閉めれば家中の水が止まります。
これで一晩様子を見て、朝になったら業者に修理を依頼すると費用が節約できるでしょう。
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漏水時に適正価格で業者に工事を依頼する3つの方法
漏水した際にできる限り適正価格で工事を依頼したい場合は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
● 修理依頼は昼間に行う
● 複数の業者に見積もりを依頼して相見積もりを取る
● 漏水の疑いがある場合はできるだけ早く業者に検査してもらう
相見積もりを取れば、その地区の修理費用の相場がおおよそ分かります。
また、業者の特徴も見えてくるでしょう。
見積もりが見やすく質問にすぐ答えてくれる業者は優良です。
反対に、見積もりがいいかげんだったり理由をつけて作成を拒んだりする業者は信用できません。
とにかく契約を急がせる業者も、悪徳業者の可能性があります。
台風や地震が発生すると、今まで問題なかった配水管が急に壊れるケースもあるでしょう。
この場合は、業者が順番に修理に来るので怪しげな業者に依頼してはいけません。
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まとめ
漏水は、自然に治まりありません。
漏水箇所を突き止めて、適切な修理工事を行いましょう。
早く漏水を修理するほど費用はかかりません。
特に生活は変わっていないのに、水道料金が1,000～2,000円値上がりした場合は、見えない箇所の配管が漏水している可能性があります。
できるだけ早く業者に検査を依頼し、必要ならば修理工事を行いましょう。
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